英語が苦手な中学生の子のための勉強法①~主語を3日間勉強する
英語の授業は小学校で「My name is・・」と自己紹介から始まる。小学校の児童は、最初は英語という新しい科目と外国人の講師に緊張と興奮を覚える。
しかし、小学生の児童が英語の授業が楽しいと思うのは最初の2回まで。その後は、アルファベットや単語を書かされたり、よくわからない会話を話させられたり。あっという間に英語が嫌いになる。そして、中学に入ると「小学校でやったことと同じじゃないか」と英語を一層つまらないものとして扱う。
中学生が英語に興味を持つパターンは基本的に1つ。それは
成績が上がったときだけ
常々子供は正直だと思う。
学校で英語で成績を上げるためには英文法をしっかり勉強しなければならない。もちろん、単語の暗記も外せないが、まずは英文法だ。英文法がわかって作文能力が身につけば、作文を書くために自然に単語を覚えるようになる。
英文法の第一歩は主語という考え方を心の底から理解すること
これが欠かせない第一歩だと個人的に思っている。リンゴは英語でappleだとか、Be動詞の現在形は is,am,areだとかは二の次以下だと思う。主語という概念(考え方)を理解することが英語で点数を伸ばすスタートだ。
主語とは、「述語の主体」など中学生にはわけのわからない説明になってしまう。なので、もっと簡単に理解すればいい。次のように説明すれば、ほぼどんな中学生でも主語を理解してくれる。
1 中学生向けての主語の説明①~よく主語になる単語を覚えさせる。
主語の意味なんて最初に説明しても、(地方の一般の公立中学の)学校で50番以下の子はなかなか理解してくれない。まずは
よく主語になる単語を覚えさせるのが効率がいい。
つまり、
①I=私は ②You=あなたは、あなたたちは、③He=彼は ④She=彼女は
⑤We=私たちは ⑥They=彼らは、彼女らは、それらは ⑦It=それは
7つくらいが記憶の限度を考えてもちょうどいい。(もしできれば⑧This=これは
⑨That=あれは の9個も覚えたら一層ほめてあげると良いと思います)
主語として7つ(9つ)の単語を2日~3日程度かけて覚えさせる。親御さんが隣に座って一緒に覚えてあげると子供はやる気が出やすい。また、小テストをしてあげて、出来たらほめてあげると学習意欲が高まる。
ポイントは、助詞も含めて覚えさせること
つまり、I=私(×)I=私は(〇)。He=彼(×)He=彼は(〇)
7(9)つの単語を覚えるくらいならよほど英語が嫌いな中学生の子でも親御さんが一緒にやればつきあってくれる。
2 中学生向けての主語の説明②~下に「は」をつけられる言葉が主語と教える。
上の7(9)つくらいの主語の単語を覚えれば、自然にBe動詞の使い分けなど1年生の教科書の最初(unit1)で勉強するポイントは理解できてしまう。
つまり、主語がIならBe動詞はamを使う,Youや複数(2以上)ならareを使う、その他はすべてisを使うという「be動詞の使い分け」は主語となる単語を覚えた時点でマスターできてしまってる。これだけでも「英語が苦手」という意識が少なくなる子もいる。
ただ、主語の理解は1年生で最難関の三人称単数にも影響するのでお子さんに正しく言葉で理解しておいてもらいたい。