
爆速!売れるライティング術!
ライティングに使える心理学
1、私たちは文章を読むとき、第一印象(最初に触れた単語)に大きな影響を受けます。これは「プライマシー効果(初頭効果)」と呼ばれる心理効果です。
プライマシー効果
たとえば、ブログやメルマガなどのタイトル(件名)で興味を引くことができれば、「プライマシー効果」として、印象に強く残り、本文の精読率がアップします。
逆に、タイトル(件名)で興味を持ってもらえなければ、本文を読んでもらえず、存在しないことと同じになってしまいます。私も50以上のタイトル案の中から、「これしかない!」と決めることがあります。
あなたの文章の第一印象を、読み手はどう感じますか?
「プライマシー効果」だけでも十分に効果的ですが、次の「リーセンシー効果」と組み合せることで、あなたの文章はさらに強力になります。
2、リーセンシー効果(最新効果/親近効果)
私たちは、最新の情報(最後に触れた情報)からも影響を受けやすい(記憶しやすい/思い出しやすい)という特性があります。これを「リーセンシー効果(最新効果/親近効果)」といいます。
たとえば、コンビニのレジで会計するとき、レジの前にガムが置いてあり、なんとなく買ってしまった経験はありませんか?これも「リーセンシー効果」を活用したものです。
SNS投稿などで、文章の最後にちょっとしたオチをもってくると、いいね!やコメント数が増え、ブログの最後に行動を促すひと言 (※ベイビーステップ)があることで、読んで終わりにならない、読み手の行動につながる文章になります。あなたの文章の読み終わりを、読み手はどう感じますか?
応用として、あなたが仕事交渉のメールを出すときに、「プライマシー効果」「リーセンシー効果」の組み合わせを意識してみると、コミュニケーションは驚くほどスムーズになります。
冒頭で、結論や要件を端的に伝えます(プライマシー効果)。そして、最後に、要件や依頼する内容を整理し、まとめて伝えます(リーセンシー効果)。
それだけで、仮に長文であっても伝わる文章になり、さらに相手から見たあなたの印象は「デキる人」になるので、交渉も順調に進んでいきます。
3、「見出し効果」
これは心理効果ではありませんが、文章が長くなるときには、必ず「見出し」を設けましょう。書き手は隅々までじっくりと読んでほしい、読むはずだ、と思っていますが、読み方は人それぞれだからです。理想は「見出しだけを読んでも、6割くらいの内容が“なんとなく”わかる」ことです。忙しい現代人は文章をじっくり読む習慣がなくなってきています。だから、見出しだけである程度の内容が理解できれば効率的ですし、価値を感じれば、最初に戻ってじっくり読み直してもらえるものです。
また見出しには、次の3つの効果があります。
1 読み手が要約した情報を最短時間で手に入れることができる
2 読み手の読むリズムができる(見出しが文字を読み続けるための箸休めになる)
3 書き手の頭の中が整理される(書き手の理解以上に読み手は絶対に理解できない)
あなた文章には、本文を読み飛ばしてもある程度理解できる見出しがありますか?
4、ハロー効果
ハロー効果の例としてわかりやすいのが、インフルエンサー。あなたも有名人がオススメしている商品を購入したことがあるかもしれません。購買行動に「ロコミ」が大きく影響することからも、その効果がうかがえます。たとえば、興味がなかった人や本も、「NHKの番組で特集」、さらに「東大生にいちばん読まれた本」と言われれば、権威の力で説得力が増し、たちどころに前のめりになることがあります。そういった権威の力がない場合でも、ほんの少し具体的に書く意識を持つと、あなたの文章は説得力を増します。
実は、抽象的なことは、書くのが楽なのです。だから、意識しないと、思わず「抽象的な表現」に流れてしまいます。「なぜ?」「つまり?」「ということは?」と、自分の文章にツッコミを入れて、具体的にするクセを身につけると、文章説得力は日常的に磨かれていきます。あなたの文章には、読み手の「?」に答える説得力がありますか?
5、ツァイガルニック効果
「続きはCMのあとで!」と言われ、CMの後が気になって思わず見てしまった、という人は多いと思います。これは、「ツァイガルニック効果」が活用されている典型的な例です。人は完成されたものより、未完成のものに興味をひかれます。未解決の謎は、その解決策を求める人間の基本的な本能(好奇心)を刺激するともいえます。ポイントポイントで、次を読みたくなるような「謎」をつくり、最後までリズムよく読んでもらう工夫をしてみましょう。その文章、次を読みたくなりますか?文章を書くとき、この問いを意識してみてください。
100点の文章は必要ない
「文章は得意ですか?」とアンケートで質問すると8~9割くらいの人が、文章は苦手だと答えます。その理由を突っ込んで聞いていくと、100点の文章を目指す完璧主義が、その苦手意識を作っている大きな理由であることがわかりました。100点を目指さないでください。文章に完璧はありません。準備万端になってから書こうとせず、まず先に書いてみる。すると、準備が整い、書きたいことが明確になってきます。「完璧」という見えない敵と戦わず、いますぐ書き始めることが大切です。「30%の完成度でOK!」と、自分自身に許可を出してあげてください。そして、肩の力を抜きながら、まずは書き終える。SNS に投稿する文章に悩まれている方は多いです。売り込みや紹介だけの投稿では、日に日に飽きられ、見られなくなってしまうのは明らか。夢中で読んでもらる投稿を継続して配信したいけど、正直、大変……。そんなときにはこれら5パターンの中から気に入ったものを選び、少し手を加えて、SNSにアップすればいいだけ。SNS 投稿のストレスがすっかりなくなるどころか、5つのバリエーションから選べる楽しさで、投稿モチベーションが引き上がります。時間の目安は、3~5分。肩の力を抜いて、気軽に楽しみながら遊んでみてください。
とっておきの5つの質問
頭の良い方だと、質問同士の関係性・関連性まで考えてしまいます。しかし、それぞれ別々の質問だと思って考えていった方が、最終的におもしろい文章になりますので、いい意味でテキトーに取り組んでください。
「題材」がないと考えにくいと思いますので、練習として、あなたが好きな映画・ドラマ・本・漫画・食べ物など、「あなたが好きなもの」を友人にお勧めするイメージで、思いついたことを書き留めていきましょう。
1、伝えたい1つのことば[結論・確信・信念]
あなたが伝えたいことはズバリ
相手に「これだ!」と思ってもらえることは、
あなたのゆずれないポリシーは?
2、 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
相手が「そうそう/すごい!/へえ」と、うなずくこと
あなたが何かにぶつかり、迷ったこと(葛藤)
相手が興味をもってくれそうな、あなたに起こった嬉しかったこと、驚いたこと、気になったこと
3 、気づきは? [気づき・発見・知識・情報]
あなたが、ふと気がついたこと
相手のためになる、あなたが学んだこと
相手が知ると得する/自慢したくなること
4 、感情を言葉にすると? [叫び・つぶやき・ぼやき]
あなたが思わず叫びたいこと
相手がぽろっと言ってしまいそうなこと
あなたの心の声
5 、最後にひと言あるとしたら? [行動・問い・オチ・ぶっちゃけ]
相手にしてほしい行動/問いかけがあるとしたら
ひと言つけ加えるとしたら
本音の本音を言ってしまうと
SNS投稿の必勝5パターン
5つの質問に答えることで、文章のパーツができました。
あとは、それらのパーツを組み合せながら、SNS 投稿の文章にしていきます。各パターンは、「とっておきの5つの質問」を次のように組み合せると完成します。では、事例と合わせて一気に解説していきます。
パターン1:結論展開型
質問1 伝えたい1つのことは? [結論・確信・信念]
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
質問3 気づきは?[気づき・発見・知識・情報]
・特徴 -
結論を先に伝えるパターン。結論に至るきっかけのストーリーがある
ことで、あなたの気づきが相手に届きやすくなる。冒頭の結論を、最
後にあなたの気づきとして言い換えることで、より伝わりやすくなる。
パターン2:感情巻き込み型
質問4 感情を言葉にすると? [叫び・つぶやき・ぼやき]
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
・特徴
感情から伝えるパターン。その感情に至るきっかけのストーリーがあ
ることで、その後に続く結論の説得力が増す。冒頭のエモーショナル
な感情と、最後のロジカルな結論の対比で印象に残りやすい。
パターン3:主張つっぱり型
質問3 気づきは?[気づき・発見・知識・情報]
質問1 伝えたい1つのことは? [結論・確信・信念]
質問4 感情を言葉にすると?[叫び・つぶやき・ぼやき ]
・特徵
気づきから伝えるパターン。気づきをそのまま結論につなげ、最後は、
感情の声で相手に響かせることで、多少論理的に整っていなくても、
つっぱり通せる力強さがある。
パターン4:キャラ展開型
質問5 最後にひと言あるとしたら?[行動・問いかけ・オチ・ぶっちゃけ]
質問3気づきは? [気づき・発見・知識・情報]
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
質問1 伝えたい1つのことは? [結論・確信・信念]
・特徴
素直なひと言から伝えるパターン。そこから気づき→きっかけと展開
し、最後に結論を伝えることで、あなたのキャラや個性を活かしなが
ら相手に届けることができる。
パターン5:共感ストーリー型
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
質問3 気づきは? [気づき・発見・知識・情報]
質問1 伝えたい1つのことは?[結論・確信・信念]
質問4 感情を言葉にすると?[叫び・つぶやき・ぼやき ]
質問5 最後にひと言あるとしたら?[行動・問いかけオチ・ぶっちゃけ]
特徴
共感されるきっかけから伝えるパターン。そこから気づき→結論と展
開し、最後に感情からオチにつなげていく。最後にひと言のオチがあ
ると、読み心地がよく、いいね!やコメントが増えやすくなる。
こういった順番に並び替えていきながら、気に入ったパターンをピックアップしてみましょう。そして、それぞれのパーツを馴染ませながら、ひとつの文章にしていくと、あっと間にあなたのSNS投稿が出来上がります。
上記の5パターン以外の組み合せも、もちろんありますが、まずは型から入ることをお勧めします。
試せば試すほど、型がなくても自然に書けるようになっていきますので、面倒に感じたり、窮屈に思うこともあるかもしれませんが、まずは3回試してみてください。
質問の答えを組み合わせた文章を紹介しています
パターン1:結論展開型
質問1 伝えたい1つのことは?[結論・確信・信念]
マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメント
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
amazon プライムで観たい映画を見つけて、時間がないのに思わず観てしまった
質問3 気づきは? [気づき・発見・知識・情報]
ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には共通の法則があり、文章にもそのまま使える
・文章化
マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメントなんです。amazonプライムでマトリックスと目が合って、時間がないのに思わず観てしまったのですが、実は、マトリックスだけではなく、ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には共通の法則があり、文章にもそのまま使えることに気づいてしまいました!
パターン2:感情巻き込み型
質問4 感情を言葉にすると? [ 叫び・つぶやき・ぼやき ]
「マトリックス、まずスゲーッ! 文章のヒント満載!」
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
amazon プライムで観たい映画を見つけて、
時間がないのに思わず観てしまった
質問1 伝えたい1つのことは? [結論・確信・信念]
マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメント
・文章化
「マトリックス、まずスゲーッ! 文章のヒント満載!」amazon プライムで時間がないのに思わずマトリックスを観てしまいました。だが、今回は自分の意志の弱さをほめてあげたい。いや~、観てよかった。なぜなら、マトリックスが、文章の教材になるエンターテイメンだと確信できたからです・
パターン3:主張つっぱり型
質問3 気づきは?[気づき・発見・知識・情報 ]
ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には
共通の法則があり、文章にもそのまま使える
質問1 伝えたい1つのことは? [結論・確信・信念]
マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメント
質問4 感情を言葉にすると? [ 叫び・つぶやき・ぼやき]
「マトリックス、まずスゲーッ! 文章のヒント満載!」
・文章化
ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には共通の法則があり、文章にもそのまま使えるって知っていましたか?その視点で考えてみると、マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメントなんです。「マトリックス、まずスゲーッ! 文章のヒント満載!」
「何を書こうか?」と漠然とした質問を自分に投げかけるよりも、「とっておきの5つの質問」のような具体的な小さな質問を持っておくと、発想が浮かびやすくなります。そして、パッと思いついたことは、同じようにパッと消えてなくなり思い出せなくなってしまいますので、思いついたときにスマホなどにメモしておく習慣をつけてください。そういった日頃からのメモは、最高のネタ帳になり、机に向かったときにスラスラと書けるようになります。また、まったく関連なく書いたメモのアイデアが、ひとつにまとまったときに化学反応が起こり、面白い投稿になるとも多いです。
パターン4:キャラ展開型
質問5 最後にひと言あるとしたら?[行動・問いオチ・ぶっちゃけ]
「どこが仕事に役立つだろう?」と自分に問いかけると遊びも学びになる
質問3 気づきは? [ 気づき・発見・知識・情報]
ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には共通の法則があり、文章にもそのまま使える
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
amazon プライムで観たい映画を見つけて、時間がないのに思わず観てしまった
質問1 伝えたい1つのことは? [結論・確信・信念]
マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメントだ
・文章化
「どこが仕事に役立つだろう?」と自分に問いかけると遊びも学びになりますよね。その問いかけで昨日は、ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には共通の法則があり、文章にもそのまま使えることに気がつきました。amazonプライムでマトリックスを見つけて、時間がないのに思わず観てしまったことがきっかけで、「マトリックスは文章の教材になるエンターテイメントだ」という結論に至った詳細は、こちら(ブログ)からどうぞ!
パターン5:共感ストーリー型
質問2 きっかけは? [共感・葛藤・ニュース]
amazon プライムで観たい映画を見つけて、時間がないのに思わず観てしまった
質問3 気づきは?気づき・発見・知識・情報]
ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には共通の法則があり、文章にもそのまま使える
質問1 伝えたい1つのことは? [結論・確信・信念]
マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメントだ
質問4 感情を言葉にすると? [叫び・つぶやき・ぼやき]
「マトリックス、まぢスゲーッ! 文章のヒント満載!」
質問5 最後にひと言あるとしたら? [ 行動・問いオチ・ぶっちゃけ]
「どこが仕事に役立つだろう?」と自分に問いかけると遊びも学びになる
・文章化
amazon プライムで、観たい映画を見つけて、時間がないのに思わず観てしまうことないですか?(私はしょっちゅう.……)今日、4回目のマトリックスを観て、ハリウッドのヒット映画の物語構成(ストーリー)には共通の法則があり、文章にもそのまま使えることがわかってしまったんです。ひと言で言ってしまえば、マトリックスは、文章の教材になるエンターテイメント!「マトリックス、まずスゲーッ! 文章のヒント満載!」「どこが仕事に役立つだろう?」と自分に問いかけると遊びも学びになるものですね。