無意識にクリックしてしまうサムネの原理〜デザインの観点からみるサムネイル論〜
みなさんはサムネを作るときに何を意識して作成しているでしょうか?
YouTube上で、視聴者が動画を見る前にクリックに直接関係してくるポイントは タイトル とサムネイル が 大部分を占めます 。
逆にいえば、魅力的なタイトルとサムネイルを作ることで視聴回数を上げることができるということです。
今回は デザインの観点からみたサムネ論 として、 以下の3つを重点的に説明していきます。
サムネ制作のポイント3
1.配色
2.テキスト
3.写真
もしかしたら無意識にできている方もいるかもしれません。
ただ、感覚的ではなく正確に理解しなければ安定的に視聴回数を出すことはできません…
今回は、 登録者10万人〜40万人 のチャンネルのアナリティクスを分析した経験と デザインの知識 からサムネ作成のノウハウを隠すことなく書かせていただきましたので、ぜひこれを参考に伸びるサムネを作成してみてください。
1.配色
みなさんは、人間が何かを決定するとき 無意識に色の影響を受けているということ知っていますか?
この例としてよく出されるのは、かき氷のシロップです。
夏祭りなどには欠かせないかき氷の定番シロップは、メロン・イチゴ・ブルーハワイといった所でしょう。(私は子供の頃ブルーハワイにゾッコンでしたw)
皆さんはどのシロップが一番好きですか?
実はこの3つのシロップは 全て同じ原料 でできています。
味も風味も全て同じなのになぜか別のものに感じてしまう。
これこそ色がもたらす最大の影響です!
私たちは、色によってあることないこと勝手にイメージしてしまうのです。
しかも、これの厄介な所は 無意識 ということ…
海外の研究でも面白いデータがあるので時間がある方はぜひこちらをチェックしてみてください↓
https://www.shopify.com/retail/store-signs-and-red-signs#_ebcv=3kxCAMrX.liskul2so.1
この研究は 『人の購買が何を判断軸になされているのか』 を調査したものです。
これによると、なんと84.7%もの人がものを買うときに色を第一の理由としていることが分かります。その中の62〜90%の人は色のみに基づいており、その時間もわずか 90秒間で購買を判断 しています。
つまり、人が何かを決定するときは 無意識 に 色の影響 を受けているということです。
また、別の研究では知覚されやすい色についての調査で、緑色のボタンと赤色のボタンがあったらどちらを選択するかという実験をした所
赤いボタンのほうが 21%クリックスルー率 をアップさせることができたという実験結果があります。
この要因として、赤色には 人の行動を導く 特性があり、緑よりも成果をあげることができたと考えられます。
このように、 色 と 人間の感覚 は無意識化で非常に強く結びついているのです。
それでは、これをYouTubeに当てはめて考えてみましょう。
上図は、YouTuber界の先駆者であるHIKAKINさんのサムネです。
まずはじめに気づくと思いますが、HIKAKINさんのサムネの中には 高確率で赤 が取り入れられています!
実はYouTuberのトップクリエーターにはこういった 共通点 が多くあります。
はじめしゃちょーさんの場合は、テキストだけでなく 写真の中にも赤 が隠されていたりするのが特徴です。
この他にもヒカルさんやラファエルさん、フィッシャーズさんなど多くのYouTuberが実践しているので、みなさんもぜひ取り入れてみてください。
2.テキスト
次にテキストの配置は、写真の部分にも関わってくるのですが意識するポイントが2つあります。
⑴人間の視線の動き方
⑵フォント
人間の視線誘導を理解すると、視聴者に本当に伝えたい部分を的確に届けることができ、視線を意図的にコントロールすることが可能です。
これは無意識な反応なので何も意識せずにみている人であれば、簡単にこの方法で視線をコントロールできます。
⑴人間の視線の動き方
人間の視線の動き方にはいくつか種類があるので代表的なものを紹介したいと思います。
人間行動からみたサムネイル作成
すぐに使いたいです!