ヘアアイロンを使う事のデメリット
どうも!カワサキトオルです!薄毛の事以外に、ヘアケアの真実に詳しいです。
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ヘアアイロンを使う事により、髪の中のタンパク質が固まって【熱変性】という状態になりかねないという事です。カラーやパーマなどをする時に支障が出てしまいます。
卵やお肉に熱を加えると、色が変わって固くなっていきますよね?髪の毛もタンパク質でできているので、同じ事が言えます。
そして、1度熱を通すと元の状態には戻らないですよね?髪の毛も同じで、今の科学では元の状態には戻りません。
【熱変性】になってしまうと、
✅カラーだと色が明るくなりづらくなり、暗くなりやすいです。
✅パーマだとかかりが悪くなったりします
【熱変性】を分かりやすく言うと、お肉や卵などを加熱すると、固まっていきますよね?髪の毛も同じで固まってしまいます。
タンパク質を加熱すると、固まっていくのと同じで髪の毛のタンパク質も固まっていきます。明らかに加熱している状態と、加熱していない状態が違いますよね?
【熱変性】しているかどうかの違いが顕著に出て来ます。タンパク質が固まっていない所は普通に染まって、タンパク質が固まっている所は明るくなりづらくなり、暗くなりやすいという最悪な状態に陥ります。
では、熱変性にならないようにするにはどうしたらいいかというと、アイロンはなるべく低めの温度で使う事と、縮毛矯正やデジタルパーマなどの熱を使う技術をなるべく避けるという事です。
低温デジタルパーマという技術もあるので、低温デジタルパーマであれば【熱変性】しないかもしれません。しかし、僕は実際に低温デジタルパーマをかけた事がないので、なんとも言えません。
髪が濡れている状態の時のタンパク質が固まってしまう温度は、58℃です。髪が乾いている状態だと、130℃でタンパク質が固まっていってしまいます。
この温度がすごく大事なので、覚えておいて下さい。こういったテストがあったら出したい位の重要さです。
髪のタンパク質が固まってしまうと、何もいい事がありません。なるべくタンパク質を固めないようにして下さい。カラーや、パーマにすごく影響が出て来てしまいます。
■髪の中のタンパク質が固まると何がダメなのか
上記にも申した通り、カラーやパーマに支障が出てきます。その他にも髪を触った時の感じが硬くなるという事が挙げられます。
今の段階では【熱変性】する事のメリットが何1つありません。この先何かメリットが出てくるかもしれません。いや、無いか笑
デメリットを詳しくお伝えさせていただきます。
■タンパク質が固まった時のカラーのデメリット
✅色が明るくなりづらく、暗くなりやすい。
✅タンパク質が固まっている所と固まっていない所で色の差が出る
✅カラーを失敗する確率がかなり高まる
以上3点がカラーをする時の大まかなデメリットです。
例を出すと
黒髪で、根元5cmが【熱変性】していない状態で、根元5cmより下は熱変性してる状態。そして、髪を明るくしたい。
このような状況になった時にとても困ります。なぜならば、【熱変性】をしている部分と【熱変性】していない部分で色の差がかなり出てしまうからです。
【熱変性】していると、黒染めをしたのと同じ様な効果が出ます。
黒染めをした事があるあなたは、美容師さんにこう言われているはずです。『黒染めをすると、次のカラーに支障が出ます。それでもやりますか?』と。言葉の言い回しは違うかもしれません。しかし、この言葉に近い事を言われているはずです。言われてなかったらヤバイかもしれません。
【熱変性】より【黒染め】の方がいくらかマシです。
■タンパク質が固まった時のパーマのデメリット
✅普通のパーマがかからなくなる
✅パーマのかけ方(やり方や、パーマの種類)によっては、取れるのが早くなる
以上、2点がパーマをかける時の大まかなデメリットです。
タンパク質が固まっていると、パーマがすごくかかりづらいです。しかも、パーマがかかりづらい上に取れやすいという最悪な状態になります汗
【熱変性】している髪に、通常のパーマは相性が悪すぎます。様々なデメリットがあるので、個人的な意見として、かけない方がいいと断言できます。
もし、アイロンを高温で使っているという人や、縮毛矯正やデジタルパーマをかけた人は通常のパーマをかけないという選択肢が正解です。
上記でもご説明させていただいた通り、カラーとパーマをする際はデメリットの方がはるかに多いです。むしろ、メリットあるのかな?と思うほどです。
■髪の毛のタンパクを固めないために何をやめて何をするのか
髪の毛のタンパク質を固めないためにやる事は、
✅縮毛矯正や、デジタルパーマをかけない
✅普段使いのアイロンの温度を低く設定する。
以上、2点のみです。クセが強いあなたには、酷かもしれません。しかし、原因はここでしかないです。
例外もあります。濡れている状態でドライヤーを近くでしたり、濡れている状態で約60℃以上の温度でアイロンをする事です。シャワーを58℃で浴びるとか。しかし、そんな人はいないですよね笑
タンパク質が固まっていくのは、温度です。温度で固まるという事は、温度をしっかり管理すれば大丈夫という事ですよね?難しい事ではないと思うのですが、アイロンを毎日使うあなたにとっては、実践しづらい内容だと思うので、できる範囲でアイロンの温度を低くしてみて下さいませ。10℃下げるだけでもかなり違いますよね。
シャワーの温度で10℃下がったらどうですか?冷たくて浴びてられないですよね?10度ってそれ位違うんです。アイロンを毎日使うあなたがタンパク質をなるべく固めないようにしていく内容は、アイロンの温度を低くする事です。
できるのであれば、アイロンの温度は130℃以下に抑えてください。出来なかったら、150℃くらいまででお願いしたいです。
でも、アイロンをやってきかなかったら意味がないので、自分がセットできる温度でやってくださいね!
温度調整できるアイロンを買って、10℃ずつ下げれるのであれば、自分はこの温度だったら巻けるという所まで温度を下げて下さいませ!
■アイロンを販売しているメーカーさんにお願いです。
アイロンを高温で使うと、【熱変性】する可能性がある事と、【熱変性】した時にどのような状態になるかの説明を必ず入れてください!
箱に大きく書いていただいて、注意書きを読むように促していただきたいです。商品を売って終わりでは無く、その後の事も考えて販売していただけましたら幸いです。
いつも被害を被るのは美容師です。箱にデカデカと注意書きを書いていただきたいです。
もし、この記事を読んでくださっているヘアアイロンのメーカーの関係者がいらっしゃいましたら、ご検討いただけましたら幸いです。
まとめ
髪の毛のタンパク質が【熱変性】していると、デメリットしかないので、なるべく熱変性しない様に個人個人で気を付けていただきたいです。
カラーの失敗は、塗布ムラなどの美容師の技術もありますが、【熱変性】や【黒染め】が多くの原因を占めています。
日頃から髪をいたわって、髪のタンパク質を守ってくださいね!
縮毛矯正やデジタルパーマ、アイロンの使用を否定しているわけでは無く、自分に合った使い方をしていただきたいです。
カラーやパーマをしないのであれば、【熱変性】していても問題ありません。
この記事を読んだあなたの参考になれれば幸いです。
併せて、以下の記事もお読みいただけると、髪を綺麗にしていく方法が分かります。
https://brain-market.com/u/torukawasaki/a/bcTN2QjMgoTZsNWa0JXY