【初noteで5000人に読まれた完全無料!】プロのバンドマンだった僕がバンドを解散した理由とプロになるために最も大事な3つのこと【音楽】

  • 2020年2月4日
  • 2020年3月14日
  • Brain
【初noteで5000人に読まれた完全無料!】プロのバンドマンだった僕がバンドを解散した理由とプロになるために最も大事な3つのこと【音楽】

【初noteで5000人に読まれた完全無料!】プロのバンドマンだった僕がバンドを解散した理由とプロになるために最も大事な3つのこと【音楽】

メル猫ユキヤ
2020-02-04 13:10:45
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はじめまして。

まずはこの記事に辿りついてくれて

本当にありがとう。

この先の話では

・バンド活動をしている

・もしくは始めようとしている

・バンドが好きでただ単純に興味がある

そんな皆が、

普通に生活してたら絶対に知れない超レアな内情

プロを目指す上で最も大事なこと

ここだけの話でこっそり紹介していくから

タダで読めちゃう今のうちに

是非最後まで読んで自分の糧にしてほしい。

その他音楽理論や新しい情報も発信していくからお楽しみに。

よろしくね。

自己紹介 メル猫(中の人ユキヤ)

・中学二年生でギターを始める

・高校一年生で初めてライブハウスでオリジナル曲演奏

・高校三年生でRED DOG(バンド)にギター兼リーダーとして加入

・音楽大学にジャズギター専攻で入学

・未確認フェスティバル2015ファイナル進出

・TREASURE05X 2016 ラグーナビーチオープニングアクト

・全国ツアー後240人ワンマン

etc...

大まかにこんな感じです。

こうやって箇条書きにすると凄いトントン拍子に見えますね(笑)

実際にはたくさん大変なこともあったんですけどね。

DISTANCE/RED DOG

https://youtu.be/Cvy3ZDcyuc0


どうして順調のバンドを終わらせたのか

事務所にも所属して金銭面でもとりわけ苦しかったわけでもないのに

どうして解散することにしたのか

そしてこれからバンドでプロを目指す全ての音楽好きに

どうすれば幸せに成功できるのか のヒントも伝えていく

ドラマみたいな話だけど

バンドを職業にしてみた人だけが分かるしんどさがあった。

大丈夫。最後まで読んでくれれば

きっと幸せに成功するヒントが見つかるよ。



じゃあ、始めよう。



プロのバンドになって3つの苦しかったこと


1.楽曲の納期

どこからプロのバンドと呼ぶかは曖昧なところもあるけど、僕らのバンドは音楽を作り演奏することで事務所やレコード会社から給料とお客さんからお金をもらっていた。立派なプロだ。

世の中にはプロでも事務所に所属してるバンドとそうでないバンドがいる。

今回は事務所に所属しているケースだ。

事務所に所属していると当然担当マネージャーがいて、部長や社長もいる。

給料も払わなければいけないわけであってバンドが売れるために一緒に頭を捻らせる日々だ。

そこで今までマイペースで活動してきたバンドに突如襲い掛かるものがある。

それが 納期 だ。



◎過密なスケジュール

CDをリリースすることが決定するとまずは発売日を決める。


発売日

店舗納品日

テレビ、ラジオのプロモーション活動

MV撮影

レコーディング

曲選び

練習

作曲

逆算してスケジュールを立てていく。

これを見れば かなりの時間がかかる ことが分かるよね。

この中で一つだけ時間が読めないものがある。

それが 【作曲】だ。


◎作曲に追われる日々

毎日が自分との戦いだった。

うちのボーカルなんかは毎日オールしてた時期もあった。


何とか売れる曲を書かなきゃ

段々と僕らは鬱になっていった。

会議で持ち込んだ10曲を社長に聴いてもらう。

結果はほぼ全てボツ。

相手も音楽のプロだ。そしてスポンサーだ。

見返してやろうという気持ちと、見返せれていない現実が複雑だった。

二人で何曲書いただろう。短期間で200曲は超えていた。

段々と何がいい曲なのか分からなくなっていた。

売れる曲ってなんなんだ。

良い曲がそもそも売れるのか。

売れさえすれば良いのか。

自分たちらしさを捨てていいのか

そもそも自分たちらしい曲とは何なのか

作曲に参加していないベースとドラムを待たせてしまっているプレッシャー、自分のせいでバンドが止まってしまいそうな恐怖で

マジで苦しかった


2.個人としての道



よくみんなが解散理由として見ることが多いんじゃないかな。

これは円満に解散が決まったあとからボーカルに聞いた話なんだけど、彼の歌への意欲はすごかった。事務所に所属してからレッスンの数も増えて楽器隊もそうだが、歌もどんどん上手くなっていた。僕とバンドを組んだ高校生の頃から彼はJPOPが好きでEXILEやMISIAが大好きだった。

「バンドじゃないの?」って思うかもしれないけど彼のルーツはJPOP。

ルーツを辿りすぎてゴスペルばっか聴いてたのは面白い思い出(笑)

自分でもよく言っていたけど、彼を苦しませてたのは作曲だったと思う。

「もっと歌の練習がしたい」といつも言っていた。

ギターも弾かずピンボーカルがいいとも言ってた時もあったな(笑)


バンドは組織であり、チームだ。

一つのことに集中するのはとてもとても難しい。

ドラムはお金の管理や物販を担当してくれていたし

ベースは体を張った打ち上げやスタジオ練習の予約をしてくれてた。

(本当に助かってた。二人ともまじでありがとう。)

僕もリーダーとして連絡やSNSマーケティングに追われる日々。

当たり前だ。それ込みでバンドだろ。

耳が痛い言葉が飛んできそうだけど

もっとうまいことまわせる方法はあったと思う。

配分をミスってたのはリーダーの僕の責任もある。

もっとわがままに

好きなことをやれる環境にしてあげたかった。



3.自分たちらしさ


売れる曲を作りたい

でも自分たちらしさも必要だ

ある日僕は自分たちのバンドらしさがすでに存在していることに気づいた。

そしてそのらしさのせいで何も出来なくなっていることにも気づいた。


僕らメンバーは音楽が大好きだ。

毎日音楽を聴いて、刺激を受けて新しく成長している。

僕はその音楽的成長が特に激しい方だったらしい。

◎理論とアレンジ

バンドメンバーで音楽理論とPOPSアレンジ(編曲のようなもの)ができる人が僕しかいなかった。高校の頃からDTMを使い録音や作曲をしていたのと、音楽大学で理論を勉強していたのもあって日に日にグングンと出来ることが増えていった。

解散前最後に出したシングル曲「流れ星」

ピアノとアコースティックギターのイントロから始まり、サビにバイオリンとチェロのストリングスを取り入れた。

https://youtu.be/XLryTVlhdn0


ピアノは作曲で使うくらいのは弾けるようになっていたし、この数年間でドラム、ベース、キーボードというバンドで必要な楽器は大体触れるようになっていた。

さらにはEDMまで趣味で作曲するようになり、バンドに混ぜたら面白そうとまで考えていた。

そしてあるライブの後、ハッと気づいた。

それは本当に突然のことだった。

「RED DOGはここで終わらせたほうがいい。」

それは進化し続ける「メンバー」のためでもあり

今まで魂を込めて創ってきた「バンド」のためでもあった。

もう創ったころのRED DOGの意思と僕らメンバーの意思は違っていて

バンドを僕らに合わせて変化させていく選択より

バンドをこのままの形で置き去りにして、僕らが前に進む道を選んだ。


こうしてそのライブの後

メンバーみんなで食事に行ったときに

僕から話を切り出した。


ボーカルも同じことを考えていたみたいで、残りの二人はすごく驚いて混乱していた。

今思い返してみても間違いじゃなかったと思う。

僕らが前に進むために。


これからプロを目指すバンドマンが幸せに成功するために最も大事なこと

僕がプロになって苦しかったことを

事前に知ってもらった上で

じゃあどうすればいいのかってことを

今からプロを目指す君たちにちゃんと説明するね。


1.納期に強い人間になる


1つ目の苦しかったことでも説明した通り、

プロに納期は付き物だ。

これはクリエイター全員に言えることだし

特にバンドは一人では出来ないからだ。

会場を貸してくれる人

PAをしてくれる人

照明をしてくれる人

CDを売ってくれる人

広告を出してくれる人

誰かが納期を守らないと全ての人に迷惑が掛かってしまう。

めんどくさいね。

でも、だからこそやりがいがあるんだ。

君がソロではなくて、バンドを選んだのは何故だろう?

君が選んだ仲間と一緒に音楽を作りたかったからだろ?

自分一人じゃ出来ないパートや担当を

本気で向き合うやつに任せたかったからだろう?

もう一度言う。

バンドは組織であり、チームだ。

プロになる過程で納期というものは必ず君の前に立ちはだかる。

そのためにも少しずつ慣れていくことが大切だ。

特に作曲面では、限られた時間で

作曲をこなす練習をしよう。

1日1曲作れるといいが、そこまでとは言わない。


◎3か月後にレコーディング曲の選定をすると仮定しよう。

アルバムかシングルかにもよるけど

僕の経験からすると最低10曲は提出したい。

ボツになる曲もあるかもしれない

(もちろんボツを作らないに越したことはないが)

よし。15曲は必要だな。

3か月後までは約12週間。

つまり1週間で1曲以上作らないといけない計算になる。

......................

今の君は自信をもって「はい!出来ます!」と言えるだろうか。

3か月後、ときいて長く感じた人もいるはず。

だけど数字ってのは意地悪で

時には実感させてくれない時もあるんだ。


いいかい。

そう。納期に強い人間になるための最大のコツ

納期までの実際の期間を数字化し

把握して現実的に計画を立てる

ことだ!


たいていのバンドマンは

3か月後の曲選定にむけて何となく曲作りを始める。

そして必ず期日当日になって、焦りだす。

夏休みの宿題じゃないんだ。

自分たちの作ったものが発売されるかもしれないんだ。

こんなワクワクすることないじゃないか。

誰がきめた偏見かは知らないが

バンドマンはだらしなくていいなんてことは絶対にない。

僕の先輩のメジャーバンドの先輩たちは

全員本当に誠実で真面目な方ばかりだ。


現役時代よくお世話になっていた先輩バンド

BLUE ENCOUNT

BLUE ENCOUNT オフィシャルサイト田邊駿一(Vo. Gt.)、江口雄也(Gt.)、辻村勇太(Ba.)、高村佳秀(Dr.)による熊本発、都内在住4人組エモーシblueencount.jp

そのボーカルである田邊駿一さんと

とあるフェスでお話した時

作曲の納期について悩みを打ち明けた。

その時田邊さんはこう言っていた。

「俺は事務所にも大人にもあーだのこーだの文句をつけられたくないから、数で黙らせるようにしてる。今だけでも新曲のストックが1000曲以上ある。いつも打ち合わせでは要求された数の何倍もの曲を持っていくよ。」

1000曲のストックを常に持っているのはさすがだなと思ったけど

やはりメジャーアーティストでも納期と常に戦っていて

自分なりにそれを乗り越える方法を編み出しているんだなあと実感した。


テレビにも出て、有名なアーティストも必ず納期で悩まされる。

それはクリエイターである限り逃れられないものだ。

今からその覚悟と、

上手く乗り越えられる方法を見つけておこう。


2.バンド内の仕事の割り振りをしっかりしよう

2.個人としての道 でも少し触れたが

バンドには必ず役割がある。

それは悲しいことに

音楽以外の役割だ。

バンドが大きくなっていくにつれて

・物販

・お金

・ブッキング

・連絡

・メール管理

・SNS管理

etc....

沢山のいわゆる 雑務 が生まれてくる。

僕らは音楽がやりたかったんだ。

分かる。

めちゃくちゃ気持ちは分かる。

だけどバンドは組織なんだ。


長年バンドをやっていると

この雑務のストレスが積み重なって

大きな不満になることがある。

それは時にバンドを解散させるほどにね。

だから出来れば平等に割り振っておくことをお勧めする。

いいかい。平等にだ。

よく勘違いしがちなのが

音楽関係の仕事もこの雑務とごちゃ混ぜにしてしまうことだ。


これはうちのバンドでも実際にあった話だけど

「作曲に集中しているから物販を任せたい」

これはハッキリ言う。

良くない。

作曲や音楽関係の内容は自分の成長にも繋がる

自分がやりたくてやっている役目だし

ある程度は初めから予想できている内容だ。

バンドがやりたくて始めたのに

面倒くさいお金の計算や

しつこい関係者からの業務連絡を裁くのは

誰だって心底嫌だ。

だけど雑務無しではバンドはやっていけない。


大事なのは

雑務は平等に話し合って割り振ること

そして

やりたくもない雑務を担当してくれている

メンバーに感謝すること。


これができるだけで君のバンドの

音楽の部分が

のびのびと成長するだろう。



3.自分たちらしさを求めるなら覚悟しろ


バンドが売れるためには

そのバンドらしさが重要になる。

例えば2019年紅白にも出場したKing Gnu

繊細で神秘的なサウンドにどこか切ないファルセットが溶け込み

独特の世界観を生み出している。

https://youtu.be/ony539T074w


若年層に人気のある僕の地元名古屋の先輩バンド

04 Limited Sazabys 

ポップでさわやかなサウンドに

ハイトーンで抜けのあるボーカルに

メロコアのビートを掛け合わせている。

https://youtu.be/447cO8LTq9A


どちらのバンドも飛びぬけて特徴的だ。

自分たちの色をもっていてそれに忠実だ。

売れるため、と一言で片づけるというよりは

ファンからの好きを統一化しているように思う。


自分の好きなバンドを人に紹介するときに

まったく全然違うことばかりしているバンドを紹介すると

結局何が好きなのか伝えづらいだろう

その中でも好きな曲を選んで紹介する羽目になる。

それは曲だけが売れる典型的なパターン

バンドにファンがつきにくい。


つまりある程度は

そのバンドのキャラクターをきめて

統一していく必要があるということだ。

とはいえそんなに難しいことではなく

結局はそのバンドを作っているのは

そのメンバーそのものなのだから

自然とその色が出てくるのはごく当たり前なことである。


では何故、覚悟しなければいけないのか。


それは

方向転換することはそう簡単ではないということ


こんな経験はないだろうか

「昔までの〇〇は好きだったけど最近の〇〇は好きじゃない」


バンドが色を出し好きを統一することで

バンドの色にファンはつく。

その色を変えることは

その色が好きなファンを置いていくことにもなりうる。


とはいえ、バンドも人で出来ている。

それも、とてつもない音楽好きの集まりでだ。


めっちゃ難しい問題!(笑)


僕は音楽の向上を常にしているバンドマンが

方向性を変えていくことは正しいことだと思うし

そうあってほしいと思ってる。


だから今回知ってほしいことは

いずれその時が来た時に

冷静に決断できる気持ちとビジョン、

そして覚悟を持っておくことが大事だということ。


大丈夫。

今や日本を代表するアーティストの

RADWIMPS は

初めは大好きすぎる彼女に溢れる思いを叫ぶ

青春パンクバンドだったんだから。

(1st アルバム収録1曲目 人生 出会い より)


自分の成長にあわせて方向性は変えたっていい。

色んな大人が色んなことを言ってくるだろうが

気にすんな。

そのかわり、

これまでのファンや好きでいてくれた人の

悲しむ声は

ちょっとだけ我慢しような。


もっといい曲を書いて見返せばいいさ。

バンドに、

今までの自分に縛られる必要はない。

大事なのは今だ。

好きなことを思いっきりやろう。


まとめ

これからプロを目指すバンドマンが幸せに成功するために最も大事なこと


1.納期に強くなる

2.仕事の割り振りをしっかりする

3.自分たちらしさを追求する覚悟を持つ


もちろんこれ以外のも沢山大事なことはある。

それはまた思いつき次第、このbrainに追記していく予定だし

僕のTwitterYoutubeでも発信していくから

気になったらフォローしてチェックしておいて欲しい。

【Youtube】↓

https://www.youtube.com/channel/UC6xxcEfCpYurrgLg8trO43Q?view_as=subscriber

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ユキヤ (@yukiya2991427) | TwitterThe latest Tweets from ユキヤ (@yukiya2991427). 0からバンドを作ろうよ。音楽初心twitter.com


この記事は実際に僕が先に進んでみてぶつかった壁を

事前にみんなにお知らせして

どうやってその壁を乗り越えたらいいのか

先回りしてヒントを掴もうぜってコンセプト。


近所の楽器屋やライブハウスの人に聞いても教えてくれない。


何を甘いこと言ってるんだ

ってもしかしたら僕らを知る音楽関係者がこの記事をみて批判するかもしれない。

だけど僕は自分より上に立ったことがある人以外の批判は単なる妄想のアンチコメントにしか受け取れない。

偉そうな顔で若手に説教垂れるイベンターや関係者の根性論を聞く必要はない。

ほとんどの人はプロになった大変さを一度も経験してないのだから。

社長になる方法を学校の先生に聞いても意味がないように

プロのバンドマンになって大事なことはその人しか知らないよ。

もっと上に上がるコツはきっとメジャーバンドの先輩に聞くといい。

きっとまだ僕じゃわからないことだらけだ。

でもこれを読んでる君がまず目指すべきは、

バンドでお金をもらっているプロへの入り口だ。

そしてそこにたどり着いたときに気をつけること

成功する確率を少しでも上げる方法

一人でも多く伝えたいと思ってこの記事を書いた。

僕の夢はギターを始めて持った中学二年生の頃から変わらない。

音楽で人を幸せにしたい。


これからも音楽はやめないし

今後は僕だから話を聞こうって思ってもらえるくらいに

たくさん好きなことでアウトプットをし続ける。

何か感じ取ってくれたら

引用RTなどで感想と一緒に広めてくれると

ポッと背中が押されます。


一人でもこの記事を読んだ人の中から

幸せに音楽で成功する人が出てきてくれることを願ってるよ。



撮影:TAJITAJI、まひろ、ナツミ

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