■知られざる難関資格 不動産鑑定士に迫る!
はじめまして!全国宅地建物取引ツイッタラー協会(通称全宅ツイ)と申します!
我々はツイッターを中心に活動する不動産業の実務者の団体です。日夜不動産に関するつぶやきを投稿したり、会員間で交流したりするだけでなく、毎年年末にクソ物件オブザイヤーという、その年を象徴する不動産を表彰するイベントを主催したりしております。
また、様々なメディアで執筆をさせていただいております。
https://diamond.jp/ud/authors/5e254aa17765612ea7000000
https://bizspa.jp/writer/zentakutsui/
https://www.kusobukken.com/media
昨年はKKベストセラーズより本を6冊出版させていただきました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000021693.html
このような活動をしている全宅ツイ。隔週で『全宅ツイ不動産チンパンジー情報』を発行しています。世の中の不動産ニュースをピックアップして独自の視点で解説します。
今回は直近号で特集した、三大難関国家資格不動産鑑定士の実情をBrainでも販売してみたいと思います。なかなか馴染みのない資格ですが、どれくらい難しいのか?実際の仕事は?報酬は?など赤裸々に公開しています。不動産業界にいる方、資格に興味のある方、就活生などにお役に立つ内容です。全宅ツイファウンダーのグルと鑑定士のreaさんとペー鑑さんの対談形式でお送りします!
■知られざる難関資格 不動産鑑定士
全宅ツイのグル(以下、グル):今回は、不動産屋さんの良きパートナーであり、さまざまな場面で我々の片棒を担いでくださる不動産鑑定士の実態に迫ります。というわけで、不動産鑑定士のお二人をお招きしました。
ペー鑑:こんにちは。
rea:よろしくお願いします!
グル:まずは、お二人の簡単な自己紹介をお願いします
ペー鑑:ペー鑑です。信託銀行でサラリーマンブローカーをやっています。若気の至りで不動産鑑定士を取りましたが、人生で書いた鑑定評価書は片手で足ります。
rea:めっちゃエリートだ。僕は都内の鑑定事務所に勤めています。REITや私募ファンドとかから金融機関の担保評価、裁判まで何でもやらされてます。クソ物件GOの合間に年に100件くらい案件やってます。
グル:しゅごい。
ペー鑑:100件は半端ないっすね。
rea:振りやすい人にどんどん振って来るんですよ…。よくない。
・資格を知ったきっかけ
グル:お二人が不動産鑑定士という職業を知ったきっかけって何ですか?
ペー鑑:就活の時ですね。勉強していることでアピールできるんじゃないかなと思い、そのまま信託へ。内定者時代から勉強してた鑑定士ではありがちなやつです。この資格のことに気づかなければ、あんな苦労しなくて済んだのに…。
rea:僕は新卒で不動産会社に入ったんですが、内定者の段階で体育会系すぎて合わないな、と思い、ふらふらっと通り過ぎたTACでパンフレットを見つけてしまったのが過ちの始まりでした。
グル:過ちw
rea:なまじ宅建を余裕で受かってしまったばっかりに…。
ペー鑑:宅建の延長で考えちゃって泥沼パターンありますよねw
グル:やっぱり皆さん先に宅建受けるんですか? 宅建なし鑑定士とかいないんですか?
rea:宅建なし鑑定士の方が多いような気も。
ペー鑑:登録はしてなくても、受かってる人は多いじゃないですかねー。一次(短答)試験が宅建と内容がかなり重複しますし。
ペー鑑:個人の鑑定士事務所だと宅建業務やってなさそうなところは多いですね。鑑定士は不動産屋向きな性格じゃない人が多いです。
・鑑定士の独占業務とは?
グル:そもそもなんですが、鑑定士の独占業務とは何でしょうか? 重要事項説明書への記名押印や、宅建業の免許の人的要件等が宅建士の独占的業務ですが、鑑定士の場合は不動産の鑑定(=価格を算定する)という理解で良いでしょうか?